· 

呼吸

よくピアノを弾く時に呼吸をしなさいと言われます。

ピアノは鍵盤を押さえれば音が出る楽器なので、管楽器のように音を出す前に息を吸う必要はないのですが、確かに呼吸をするのとしないのでは明らかに違います。

 

感覚的に言うと、呼吸をすると「弾きやすくなる」と思います。

音を出す前からその曲の拍を感じて呼吸をすると、音楽の流れを感じながら弾けるようになります。

最初の音も、次の音へと繋がる動きを感じさせる音が出せます。

3拍子で1拍目から始まる曲なら、頭の中で「1、2、3」とカウントしながら、「3」で息を吸い弾き始めます。

慣れると、最初の音の前で息を吸えば流れを感じながら弾く事が出来るようになります。

曲の途中でも、曲調が変化する箇所などで適宜呼吸をすると、演奏しやすくなります。

 

息を止めて弾いてないかな、曲のポイントの箇所で呼吸が出来ているかな、と意識して演奏出来るといいですね。